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いにしえの奈良の都の八重桜けふここのへににおひぬるかな

この奈良を代表する有名な歌は、実は京都で詠まれました。

都が平城京（奈良）から平安京（京都）へ移ったのちも、奈良がゆかしい大切な場所として考えられていたのです。

八重桜というと春の盛りをすぎたころ、私達を楽しませてくれる桜、日本中どこにでもある花、というイメージがありますが

じつはこの八重桜は興福寺の桜を指しています。

今はもうありませんが、興福寺には京の都に聞こえた名高い銘木がありました。

その桜こそこの歌に詠まれた八重桜なのです。

桜を愛したのは時の天皇の后、中宮彰子。

源氏物語で有名な紫式部が仕えた女性です。

宮中の雅な女性の心も掴んだ八重桜。

その八重桜を空想しながら興福寺を巡りませんか？

もうすぐ修理のためおおいがかかってしまう五重塔も眺めながら、興福寺の名宝を巡りましょう。

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【日時】2022年　3月12日（土）

13時スタート

15時頃終了予定

【参加費】3500円（別途拝観料かかります。