2018.07.25
私とリカちゃん
リカちゃん人形の話題が出て、即座にときめきモードが発動しました。
リカちゃん。日本がほこる女子ドールの魁です。
子供時代、リカちゃん人形がほしくてほしくて、でもうちに来たのはリカちゃんのお友達フランソワちゃんでした。
在庫がなかったのか、フランソワちゃんの方が安かったのかわかりませんが、うちはいつでもこうでした。
ファミコンがほしいと言ったのにセガだったり。
こういうことが積み重なって、自分がメジャー路線から外れていったのを自覚しています(笑)
同じような人形だったら、どっちでも一緒という感覚が芽生えるものでしょうが、リカちゃんとフランソワちゃんはかなり違っていました。
今見ても思うのですが、リカちゃんの顔はほぼ完璧だったのです。
美の基準は時代とともに変わるものなので、この場合の完璧とは「少女漫画の立体化」
という意味でほぼ完璧でした。
70年代に生まれ、80年代に小学生だった子供たちが「王道」とみなした少女の顔がリカちゃんに再現されていたのです。
このリカちゃん人形シリーズは、人形本体に着せ替えをすることが一番の遊び方でした。
そのお洋服が多用化してびっくりするほどかわいいものが出てきたこと、ネックレスやバック、靴など細かいアイテムも充実していてそれがいちいちかわいかったこと。
そして最終的には、下着までおしゃれでかわいいものが販売されていました。
私の記憶ではフランソワちゃんのパンツはただの四角い布だったような・・
もしかしたらタカラの正規品ですらなかったのかもしれません。
さらに年月を経てうちにやってきたのはジェニーでした。
リカちゃんはハーフだけど日本人という設定で、体も小さかったのですが、ジェニーは確実にアメリカ人でした。
そのスタイルは「女児」でなく「大人の女性」で、そのフォルムにびっくりしたものです。
ジェニーはウエディングドレス姿で売り出されていたので、それが彼女の普段着でした。
そういうのも、今思えば雑なことです(苦笑)
もし私がリカちゃんと遊んでいたなら。
やはりなんらかの美的感覚を養うひとつにはなっていたように思います。
たかが人形ですけど、毎日見て遊ぶものの造形って、おろそかにしてはいけないと思うのです。
着せ替え用の服は1着3000円とかして、とても買えるものではありませんでしたけど、そういう喜びを味わってみたかったなと思います。
ほしいものには旬があります。
旬のうちに色々味わうべきだよななどと思ったりします。